兵庫県三田市の坪単価・土地価格相場は？基本用語も解説！

兵庫県三田市に転居を考えている人や、今ある土地を売りたい人が気になるのが、土地の価格ではないでしょうか。

本記事は、兵庫県三田市の土地価格相場を、坪単価でご紹介します。土地の価格に関する用語と併せてみていきましょう。

土地の価値を調べると、普段使わない用語が多く使われており、悩みやすいものです。まずは土地の価値に関連する基本用語を確認しておきます。

・公示地価
公示地価とは、国が地域の標準的かつ客観的な土地の価値を評価し、公表している価格です。売り手にも買い手にも偏らない金額なので、新居を探す際の参考にできます。また、地価公示は、国が地価を公表することを指します。国土交通省土地鑑定委員会が調査を行って金額が決まります。

・基準地価
基準地価とは、公示地価と同様に、適正な土地の評価を示すための価格です。ただし、都道府県が調査し、発表している点が公示地価と異なります。

・路線地価
路線地価とは、相続税や贈与税を算出するために決められている土地の価格です。税の計算に使われることから、国税庁が調査を行っています。

いずれも、実際に取引される土地の価格とは異なりますが、土地の売買は公示地価・基準地価を目安に行われます。そのため、土地の売買を検討する際は、公示地価・基準地価を参考にするのが一般的です。

公示地価・基準地価・路線地価は、いずれも1m2当たりの価格（平米表記）で公表されます。一方、坪単価は不動産会社が土地の価格を提示する際によく使用されます。

坪という単価は、法律的には1966年に廃止されています。現在は、慣例的に残っている用語です。そのため、坪単価と平米表記が併記されることもあります。

現在、坪と平米は、1m2＝0.3025坪で計算されています。そのため、坪単価表記しかない場合は、「坪単価×0.3025」をすれば平米単価が算出できます。反対に、平米単価しか表記されていない場合は、「平米単価÷0.3025」をすれば坪単価を算出できます。

土地の価値は、住宅街と商業地で異なるため、ここでは分けて確認してみましょう。

まずは、三田市の住宅地における坪単価。下記の表は、国土交通省地価公示によって公表された土地の価格を坪単価に直したものです。

三田市内でもっとも単価が高いのは、三田駅周辺の「兵庫県三田市屋敷町615番2」でした。このエリアは、三田駅から徒歩10分程度、銀行やスーパーマーケット、ショッピングモール、飲食店が密集しています。利便性が高いため、土地の価値も高くなっています。

ちなみに、もっとも土地の価格が低いのは、ウッディタウンの北に位置する、「長坂字五月田24番」の58,512円/坪でした。

一般的には、商業地のほうが、土地価格が高くなる傾向があります。ここでも、国土交通省地価公示を参考に坪単価を確認してみましょう。

もっとも地価が高いのは、三田駅西側の銀行やスーパーマーケット、飲食店、クリニックなどが集まっている「中央町63番1外」。続いて、三田駅周辺の「中町593番外」、ショッピングモールやホテル、飲食店があるエリア。「南ヶ丘2丁目」のエリアには、私立中学校・高等学校と飲食店があります。

最後は、兵庫県内のほかの市区町村の土地価格と三田市を簡単に比較してみましょう。

ほかの市区町村と比較して、三田市の坪単価はかなり低いことがわかります。また、三田駅からは、尼崎駅まで約40分、西宮駅まで約1時間、特急を使えば大阪駅まで約30分と好アクセス。そのため、三田市は、神戸市内や西宮、大阪で働く人たちのベッドタウンとなっています。

今回は、三田市の土地の価格、とくに坪単価について紹介しました。三田市のなかでは、とくに三田駅・三田本町駅・横山駅の周辺の土地価格が高い傾向があります。三田市にある土地を売りたい場合、三田市の土地を買いたい場合は、毎年更新される公示地価・基準地価を参考にしてください。